MVNOライフ

MVNOの評判と実際に測った速度から本当に使いやすい格安SIMを見つけていきます。

無制限MVNOを再比較 速度やプラン、使いやすさはどこが一番良いか


過去の記事で、今MVNOとして格安SIMの販売を行っている中で、通信量が無制限に使えるプランを用意しているMVNO3社についてを特集してきました。

 

U-mobileの通信速度を口コミ的レビュー、プラン・機能解説も - MVNOライフ

 

ぷららモバイルLTEの速度とプラン、サービスについてのまとめ - MVNOライフ

 

b-mobile・日本通信の速度、各種プランについて - MVNOライフ

 

 

それぞれのプランや機能・サービスについては個別の記事で取り上げてきましたが、ここではそれを元にしてより詳細に3社の無制限MVNOを比較してみたいと思います。

 

過去の速度計測結果を元に、実際に使ってみての感想を3社で比較して、これから契約をしようとしている人へ向けて使いやすさのレビューなどをしてみます。

 

 

無制限MVNO料金比較

 

まずは料金の比較です。

 

3社しかないためあまり比較に意味もなく、そもそもMVNOというのは回線品質に大きなバラつきがあり、最も重要視しないといけないのは速度であり回線品質でもあります。

 

なので料金の比較だけをしてしまうと「安物買いの銭失い」になってしまう可能性があるため、料金比較よりも速度や使い心地のレビューなどを重要視したほうがいいでしょう。このサイトでも料金比較は必要な情報だけに留めています。

 

というわけで3社の料金とその他の細かい契約情報の比較です。

MVNO

b-mobile

高速定額プラン

U-mobile

LTE使い放題プラン

ぷららモバイルLTE

定額無制限プラン

データのみ 2138円 2678円 2980円
音声契約オプション 2894円 3434円 3736円
最大速度 非公表 最大150Mbps 最大3Mbps


ぷららモバイルは最も高いだけでなく、上限速度が3Mbpsに制限がされています。無制限MVNOといってもそれでは通信量のみというわけです。

 

b-mobileおよびU-mobileでは上限速度は3Mbpsよりも上です。U-mobileは2015年2月時点のdocomoLTEの上限速度である150Mbps、b-mobileは当初ベストエフォートとして150Mbpsを出していましたが、後にトラブルを避けたのか非公表という扱いにしています。

 

 

速度・使いやすさの比較

 

料金では最大で700円の差やスペック上の最大速度に大きな差のある3社ですが、実際に使ってみて速度がどれだけ違うのか、使いやすいのはどこかというのは料金や表示スペックからは全く窺い知れない内容です。

 

そこでこれまで長期間この3社の無制限MVNOを使ってきていますので、その使いやすさの差というの実体験からレビューしてみたいと思います。

 

まず速度という視点からそれぞれの無制限MVNOを比較してみたいと思います。速度については個別記事においてそれぞれ同日かつ同時間帯で比較してあるためそれを元に見てみましょう。

 

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これから使いやすさも比較レビューをして行きたいところなのですが、既にこの速度比較という項目一つで勝負ありという感もします。

 

安い無制限MVNOほど速度という視点において品質の悪さが目立っているのが実態です。

 

ここからはっきりわかる点は、無制限MVNOにとってベストエフォートというのが全くの無意味であるという現状がわかるかと思います。最大速度の上限を3Mbpsに制限しているぷららモバイルLTEが最も速いという結果になっています。最大150MbpsのU-mobileやそれに準じているはずのb-mobileは、全くかけ離れた速度しか出せていません。

 

実際の速度まで比較してみると、無制限MVNOの中では上限が決められて料金も高くてメリットが少なそうに見えたぷららモバイルLTEが最も速いMVNOである事が判明しました。これは料金だけの比較からはわからない事でしょう。

 

 

また使いやすさという点でもぷららモバイルの無制限MVNOは群を抜いています。速度結果からもわかるようにU-mobileとb-mobileは時間帯などによって結果が大幅に変化しており、使っていても速度のバラつきが体感できてしまい、ストレスを感じやすい不安定さがあります。

 

更にはb-mobileの場合には応答速度が遅く(pingの値が高いとそうなる)、速度の出やすい時間帯でも数字通りの快適な通信環境というのを感じにくくなっています。応答速度はいわば通信が開始されるまでの時間ですから、速度が遅いだけでなくこの応答速度まで遅いとなると、ストレスを更に感じてしまう体感速度になっています。

 

一応U-mobileも速度は遅いのですが、pingが低めなので速度の出る時間帯ならば何とか使いやすさは感じはします。

 

このような内容から、それぞれの無制限MVNOの個別記事でオススメ度を示したように、ぷららモバイルLTE>>U-mobile>b-mobileという使いやすさの差というものが生まれます。

 

 

無制限MVNOはぷららが安定

 

料金だけの比較をしてしまうと、無制限MVNOはb-mobileやU-mobileが安いし最大速度も150Mbpsに準じるということで、契約するに適したMVNOかと思ってしまうかもしれません。

 

ですが速度の違い、そして個人的に感じる使いやすさという視点を追加すると、料金だけではわからない通信品質の圧倒的な差というものが3社の格安SIMには存在します。その実際にどれだけ使い心地が良いのかという比較もすれば、無制限MVNOはぷららモバイルLTEの定額無制限プランを契約するのが最も無難かつ勧められるMVNOになります。