MVNOライフ

MVNOの評判と実際に測った速度から本当に使いやすい格安SIMを見つけていきます。

ヨドバシワイヤレスゲートWi-Fi+LTEの速度とプラン、Wi-Fiサービスについて

wirelessgateがdocomoの回線を利用したMVNO、「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE」を提供しています。

 

ヨドバシカメラの資本が入っており、主にWi-Fiスポットを有料で使えるサービスの展開を主にしてきましたが、LTE通信網を利用したSIMカードを使った接続の分野にも手を伸ばしてきました。

 

サービス開始からかなりの時が経ちましたが、最近になって音声回線オプションを開始したり、価格そのままにパケットデータを増量するなど、サービスの改善にも力を入れているMVNOです。

 

 

ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEのプラン

 

ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEには特徴的なプランがあります。通称「ワンコイン」プランと呼ばれる500円以下の契約です。

 

これは高速なデータ通信が出来ず、終始低速な回線での利用になりますが、250kbpsという低速の中では比較的マシな速度で利用できるため、Webの閲覧やちょっとしたネットラジオの視聴程度ならば問題のない速度が出るので、用途を限定すれば困ることも少ないプランです。

 

最初から格安SIMによる通信をサブ的に利用したいと考えている人(例えば今auかSoftbankを使っていて、その予備としてdocomo回線をもっておきたいなど)には、最安に近い価格で通信ができるためコストのかからない便利な契約になるでしょう。

 

その他には普通のMVNOのようにパケットデータの通信量のついたプランがあります。料金的にいいのは2GBと4GBのプランまででしょうか。これが5GB以降になると急に高くなってしまいます。途端にコストパフォーマンスが落ちてしまうため、5GB以上のプランを選ぶなら別のMVNOがいいでしょう。

 

 

プラン480円プラン920円プラン1380円プラン2480円プラン5490円プラン
データ通信量 250kbpsのみ 2GB 4GB 5GB 10GB

プラン名に料金が書いてあるため、ちょっと普段と表の形は違います。

 

2015年からは音声通話オプションにも対応しています。詳細はまだ詳しく出ていませんが、ヨドバシカメラ店頭での即日開通、即日MNPが可能になるようです。

 

機能

ワイヤレスゲートWi-Fi

 

この格安SIMで最も人気の高いのは、480円で契約できる最安のプランです(パケットデータが増量して以降、2GBプランも人気が高まっているようですが)。

 

このプランがどうして人気かといえば、通常の低速回線よりも少し速い250kbpsという速度で使えるだけでなく、ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE独自の機能があることで、高速通信用のパケットデータが必要ないからです。

 

その機能というのがWi-Fiスポットサービスである「ワイヤレスゲートWi-Fi」を無料で使えるというものです。この格安SIMの名前の一部にもなっているワイヤレスゲートWi-Fiと呼ばれる公衆無線LANが480円の最安プランでも使用できます。

 

ワイヤレスゲートWi-Fiで使える公衆無線LANスポットは、「BBモバイルポイント」「Wi2 300」「eoモバイル」の3つです。合わせて40,000箇所以上に設置されています。

 

主なポイントとしては、JRの主要駅、マクドナルドやスターバックス、空港などです。ここに個別の駅やカフェ、レストランやホテルなどに設置されています。首都圏のJR鉄道を利用する人や、マクドナルドやスターバックスを利用する機会が多い人には、その中でこれらのWi-Fiスポットを利用した高速通信が可能になることでしょう。

 

支払方法

支払いはクレジットカードのみです。

 

ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEの速度

 

実際のワイヤレスゲートWi-Fi+LTEについての速度を実証してみますが、現在契約しているのがパケットデータのついていないプランになるため、250kbpsの回線速度がどれくらい出るかというものしか検証はしていません。

 

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制限が250kbpsまでということで、低速以上はどうしても出ない契約のため、あまり速度自体を論ずるのに適してはいないかもしれません。

 

基本的にどんな時でも200kbps以上はでる格安SIMで、混雑時でなければ250kbpsを超えて300kbps以上の速度も瞬間的ではなく継続的に出すことが可能になっています。

 

上限250kbpsに近い速度は、常に出せるだけの高い安定感を持っています。これならば低速とは言え時間帯によって使い心地が変わるような不安定な通信速度を体感しなくて済みそうです。

 

メインだと機能不足も、サブならばコストパフォーマンスが高い

 

ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEは、パケットデータ付きの回線を契約するにしても、コスト面では中々いい内容ではありますが、機能の豊富さという点ではWi-Fiしか特徴がないため、メインでしっかり使っていく用途にはあまり向いていません。

 

ですがメイン回線があった上でサブとしてMVNO回線を契約したい場合には、ワンコインで契約出来るプランもあり輝きが増すことでしょう。500円以下で250kbpsとWi-Fiが使える回線というのは、単純にコストパフォーマンスが高いと言えます。

 

スマホの2台持ちやタブレット込みの2台持ちなど、別途しっかりしたパケットフル回線と合わせることで、付加価値を出せる回線になるでしょう。

 

オススメ度は75点/100点です。やはり機能不足は若干目立ちます。