MVNOライフ

MVNOの評判と実際に測った速度から本当に使いやすい格安SIMを見つけていきます。

「305ZT」は固定代替ポケットWi-Fiルーターとして新生活をする社会人・学生さんにいいかもしれない


就職が決まった人やちょっと早いですが受験の結果が出た学生さんは新生活の準備を始めているかもしれません。

 

新たな住まい、引っ越しの手続き、生活用品の調達と色々と手続きをしたり用意をしたりいけないものがあり、せわしない時を過ごす事になるかもしれません。

 

新生活に必要なものを挙げればキリのない事になりますが、その中でこのブログのテーマにあった内容の話題だと、固定回線の用意というのが新生活には必要になってくることでしょう。光回線やADSLを契約して使う、というのが一般的なやり方としては多いかと思いますが、住居の対応状況や契約の内容によっては、光回線が引けなかったりADSLでも高いプランで速度が出ないという固定回線には厳しい環境で暮らしている人もいるかと思います。

 

そうした人々のために、固定回線の代替となり得るモバイルWi-Fiルーターというものを紹介したいと思います。これを利用すれば固定回線並の速度で使えて、更にはモバイルルーターなのでスマホの通信も賄うことが出来るため、うまく使えば一人暮らしの通信費を極端に節約させることが出来ます。

 

固定代替の条件は「無制限」

 

しかし固定回線の代わりのモバイルWi-Fiルーターを紹介するとしても、7GBで制限がきてしまうようなルーターの契約をしても意味がありません。

 

制限があっては固定代替として使った場合に下手したら数日で速度規制が開始されてしまうこともあります。それでは固定代替とは言えませんし、スマホのパケット代わりにもなりません。モバイルWi-Fiルーターは「無制限」のプランで無いと話になりません。

 

こうした中で、無制限プランを提供しているモバイルWi-Fiルーターが存在します。それがWiMAX2+です。こちらは最大220Mbpsの下り速度を誇る超高速回線の一つです。「無制限」の「モバイル回線」を語る際には定番とも呼べる存在です。

 

WiMAX2+はこれから3日3GB制限というもの始まり、正確には無制限では無いのですが、制限速度になっても動画ぐらいなら見れる700kbps程度の速度は保たれるとのことです。

 

そのため多少の制限はあるものの、固定代替としてこのWiMAX2+を契約するのは普通にオススメ出来ます。

 

この記事もWiMAX2+を固定代替としてオススメする方向に持っていってもいいのですが、WiMAXの弱点に電波のエリア問題というのがあり、実際に新居で通信出来るかどうかがわからないという点があります。そのためWiMAXを勧めるなら実際に住んで、体験版のTry WiMAXを使って電波確認をしてからでないと勧められません。

 

そして今回勧めるのは、WiMAX2+同様に無制限(条件付き)で月額料金もWiMAXの4200円よりも安く、エリアも広いというWiMAXにはないメリットも持つモバイルWi-Fiルーター「Pocket Wi-Fi 305ZT」というルーターです。

 

 

305ZTは条件付き無制限ルーター

 

305ZTはY!mobileから発売されているPocket Wi-Fiです。最大速度110Mbps、CA対応の高速モバイル回線を利用出来ます。

 

305ZTは本来は7GBまでの制限があるポケットWi-Fiです。そのため無制限で通信出来るWiMAXと違って、固定代替には本来向きません。ですがこの7GBの制限が、2年間だけキャンペーンで無効化されており話題になっています。

 

「使い放題キャンペーン」というもので、このキャンペーン期間中に契約した305ZTは、2年間高速パケットデータの追加500MB/500円というものが、何度追加しても0円になります。7GBを超えた通信から規制が入ってしまう305ZTですが、このキャンペーンで500MBづつ追加するという条件付きながら無制限回線として利用出来ます。

 


月2241円の驚異的な安さとエリアの広さ

 

305ZTは500MB毎に通信制限解除操作が必要ですが、残り200MBの時点で予約することで一度も速度制限にかかる事なく追加出来ますし、操作も端末のタッチパネルから出来るので簡単です。

 

そして最大の特徴はその安さです。およそWiMAX2+の半額程度で利用出来てしまいます。

 

100円PC市場というところで本体一括42000円の305ZTが4980円で売られているのですが、ここで契約すると本体代を一括で支払っているため、割引が最大限活用する事が出来て以下のような料金で使うことが出来ます。

 

ルータープラン 3991円
月額割引 ▲1750
総額月額料金 2241円
その他 4980円/1回払い

 

なんと月2241円です。WiMAX2+が4200円ですから、そのおよそ半分ということになります。無制限かつ高速なモバイル回線でありながらこの安さで使えるのは驚異的です。

 

しかも安いのは月額だけではありません。解約金も安いです。

 

WiMAX2+では1年目19000円、そこからさらに1年は14000円、ここで2年縛りが1ヶ月だけ解けて解約金が無料になって3年目からは9500円の解約金となっています。最初の2年間の解約金が高いというわけです。

 

これに対して305ZTは今回の一括4980円で買えば解約金は常に9500円のままです。万が一の時にも解約のしやすがあります。

 

100円PC市場

 

そしてエリアの広さがWiMAXと違います。WiMAXの場合建物の中で電波が極端に弱くなる弱点があるのですが、305ZTは3つの周波数に対応しているため屋内にも強く屋外でも電波の入るエリアが広くなっています。

 

 

速度も高速でPC利用にも耐えられる

 

速度計測してみましたが、ほぼ常時このような高速通信で使うことが出来るPocket Wi-Fiになっています。キャプチャ画像が崩れてしまっていますが、速度は確認できるのでそのまま出しておきます。

 

f:id:kysim:20150217125418p:plain

 

計測を繰り返してもほぼ20Mbpsは割りません。普通にインターネットを楽しむには一切問題のない通信速度であると言えると思います。

 

これで2241円です。モバイルルーターとしてスマホのパケット代を節約する事ももちろん出来ますが、加えて固定代替としても使えるだけの速度を出せるため、これ1台で両方の役割を果たせてしまう可能性があります。ただ305ZTはその都度速度制限を解除する操作が必要ではあります。面倒ではありますが、2241円で使えることを考えればコストパフォーマンスは抜群かと思われます。

 

 

デメリット:2月から規制が始まった

 

ここまで読んでいると、305ZTにはメリットしかないような気分にさせられてきます。唯一デメリットに近いのが規制解除の操作ぐらいです。

 

しかしこれ以外にデメリットが無いのかと不安視する人もいるかと思いますし、実際に新しいデメリットがこの2月から生まれていますので紹介します。

 

今までは本当に制限解除操作ぐらいしか規制らしい規制、デメリットは存在しなかったのですが、2015年2月ごろから新しい規制・デメリットが確認出来るようになりました。それが「動画の速度規制」です。

 

21時〜24時のネットにおけるゴールデンタイムと言えるこの時間帯で、305ZTを経由して動画を見ると規制される事が多くなってきました。この症状はTwitterで同じ問題を感じているつぶやきが増え始めているので、全てのユーザーで発生していると見られます。

 

これは今のところ動画のみです。普通のサイトなどを見る時には発生しません。そして3時間の内、全ての時間で規制がされるわけではなく、1時間〜2時間のスポット的な規制がされるだけになっています。ですので21時から1時間規制がされる人がいる一方、一切規制されていない人もいます。ただ規制をされなかった人は次の22時から1時間ほど規制がされる、という感じで動画に制限が入っています。

 

この時間に動画を見たいという人にとっては、時間によって規制が激しくなるようになったため、デメリットの大きめなWi-Fiルーターになってしまいます。

 

  • 500MBごとに制限解除操作
  • 夜中の動画に規制

 

こういった2つのデメリットがあるものの、高速・無制限・エリアの広いモバイルルーターというメリットも存在します。このメリットデメリットのバランスが自分のネットの使い方にどれだけ影響するかによって契約の判断をするといいでしょう。

 

Y!mobile公式からも購入できますが、こちらだと価格が一括42000円になるため2241円で使うには高すぎる値段になっているので注意して下さい。今回の2241円は100円PC市場のような一括で安い契約で買った時のみの月額料金です。